公開日: |更新日:
車庫・ガレージよりも安価に設置することが出来ることから人気のカーポートですが、一口にカーポートといっても、タイプや屋根・柱の素材ごとに異なるメリット・デメリットがあります。
雨や風、紫外線、埃、鳥糞などから車を守ってくれるカーポートですが、カーポートにはさまざまな種類があり、種類ごとに異なるメリット・デメリットがあります。
側面の片側に設けられた柱で屋根を支えるタイプのカーポートです。駐車可能な台数は一台となります。
片流れタイプには、柱が片側にしかないため駐車や発車がしやすく、また、他のタイプのカーポートと比べると設置費用が安く工期も短く済む、といった特徴があります。
また、二つの片流れタイプのカーポートを連結させれば、二台の駐車が可能なY合掌タイプ・M合掌タイプにすることが出来るなど、増築がしやすいのも片流れタイプのカーポートの大きな特徴の一つ。将来的に車が増える可能性がある方にもおすすめのカーポートです。
両側に柱があるタイプのカーポートです。最大二台まで駐車でき、左右の側面の両方に柱があることから、片流れタイプよりも安定感に優れています。
また、左右対称の構造となるため、見た目がすっきりしているのもワイドタイプ(両側支持タイプ)の特徴です。
二台の片流れタイプのカーポートを相向かいに設置し、それぞれの屋根を中央で連結させるタイプのカーポートです。
左右で異なるサイズの片流れタイプを連結させることができるため、SUVと軽自動車など、大きさの異なる車が2台ある方にはおすすめのカーポートです。
二台の片流れタイプのカーポートを背中合わせに設置し、連結させるタイプのカーポートです。見た目に開放感があり、駐車・発車がしやすいというメリットある一方、柱部分に雪が溜まりやすいため、豪雪地帯では注意が必要です。
片側に設けた支柱で屋根を上部から吊るタイプのカーポートです。片流れタイプよりも強度に優れ、ダイナミックで印象的なデザインに仕上げることが出来ます。
柱が背面にあるタイプのカーポートです。駐車や発車がしやすく、見た目もすっきりしている一方で、十分な強度を確保するために基礎の設置に掛かる費用が高くなる傾向にあります。
車庫・ガレージといった車を停めるための他の設備と比べ、カーポートにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
車庫・ガレージと比べ、設置費用が安いのはカーポートの大きなメリットの一つ。車庫・ガレージの場合、一台あたり100万円程度掛かるのに対し、カーポートであれば、素材やタイプによって異なるものの、1台あたり15万円から設置することが出来ます。
車庫・ガレージの場合、建物の建ぺい率に収まるように設置する必要がありますが、カーポートの場合、
という条件を満たす場合、建ぺい率に含めなくていいと建築基準法で定められています。そのため、土地の面積が限られていても、カーポートなら問題なく設置することが出来ます。
※参照:e-gov|建築基準法施行令(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325CO0000000338)
※※ 建ぺい率の緩和措置は自治体によって取り扱いが異なるため、詳細については市役所等でご確認下さい。
さまざまなメリットがあるカーポートですが、他方で、ガレージ・車庫と比べると、
というデメリットがあります。
車を建物の内部に収納する車庫・ガレージと比べると車両盗難に弱いというのは、カーポートの大きなデメリットの一つ。
カーポートの防犯対策としては、防犯カメラやカーゲートの設置などがありますが、防犯カメラ・カーゲートは心理的な抑止力になりこそすれ、車両盗難そのものを防ぐことは出来ません。
高級車や人気のSUVといった盗難リスクが高い車に乗っている場合、カーポートよりも車庫・ガレージの方が良いかもしれません。
ガレージ・車庫よりも耐久性が低く、台風や豪雪による倒壊のリスクがあるというのもカーポートのデメリットです。
都市部や平地といった気候の穏やかな地域であればそこまで気を揉む必要はありませんが、豪雪地帯や台風による被害が大きい地域の場合、ガレージ・車庫にするか、カーポートであればワイドタイプ(両側支持タイプ)や片側上吊りタイプといった強度に優れたタイプを選ぶようにしましょう。
カーポートの屋根材・柱材には、いくつか種類があり、それぞれの素材ごとに異なるメリット・デメリットがあります。
ポリカーボネートは、代表的なカーポートの屋根材の一つです。耐熱性・耐寒性・耐衝撃性に優れ、さらに、
といった特徴を持っています。
また、紫外線を通しにくいというのもポリカーボネートの大きな特徴です。塗装の劣化を予防することができるため、特殊塗装が施された車に乗っているという方でも安心です。
他方で、ポリカーボネートには高温多湿に弱いというデメリットがあります。
熱線遮断ポリカーボネートは、熱が通りにくくなる特殊加工を施したポリカーボネートです。
一般的なポリカーボネートは透明性が高い反面、熱をよく通すため、車内の温度が高くなりやすいというデメリットがあります。特に夏場には車内がかなり高温になり、エアコンが効くまで乗車できないということもしばしばです。
自宅の南側など、日当たりのよい場所にカーポートを設置する場合、熱線遮断ポリカーボネートがおすすめです。
FRPとは、樹脂とガラス材から作られる素材です。ポリカーボネートよりも高価ですが、高い熱線遮断性を持ち、建物の横に設置すれば、建物内の室温上昇を防ぐことも出来ます。また、
といった点も、熱線遮断FRPの特徴です。
塩化ビニールは加工がしやすく、割れにくいという特徴を持っています。かつてはカーポートの屋根材として広く使われていましたが、紫外線に弱く、経年劣化が起こりやすいというデメリットがあり、現在ではあまり使われていません。
加工のしやすさから、かつては屋根材として広く使われていたアクリルですが、塩化ビニールと同様、紫外線に弱く、経年劣化が起こりやすいという特徴があり、現在ではほとんど使われていません。
カーポートの柱材として広く使われているスチールですが、剛性・強度が非常に高いため、豪雪地帯などでは屋根材としても使われています。
スチールは剛性・強度に優れ、さらに、価格が安く入手しやすいことから、カーポートの柱材として広く使われています。
他方で、スチールには錆やすいというデメリットがあります。そのため、塩害のリスクが高い沿岸地帯や雨が多い地域では、錆止めスプレーを定期的に散布するといった対策が必要です。
スチールと同様に、カーポートの支柱として一般的に使われているアルミ。スチールよりも高価ですが、剛性および強度に優れ、さらに、軽量で扱いやすく・錆にも強いといったスチールのデメリットを補うような特徴を持っています。
ナチュラルテイストの見た目に仕上げることができ、かつ、加工もしやすいことから、カーポートをDIYしたい方々に人気の木材。
ただし、スチールやアルミといった金属素材と比べると強度に劣り、強風や豪雪による倒壊のリスクも大きくなります。どうしても木材を柱材に使い方は、耐久力に優れたハードウッドを選ぶなど、十分な強度が確保できるように工夫しましょう。
実績数
3,000件程度
(2020年9月時点)
これまで手がけた
デザインテイスト
tel:0564-79-8028
実績数
2,000件程度
(2019年4月時点、HP掲載の最新実績数)
これまで手がけた
デザインテイスト
tel:0564-79-8028
実績数
1,500~2,000件程度
(2020年9月時点)
これまで手がけた
デザインテイスト
tel:0564-64-3254
※「岡崎 エクステリア」のGoogle検索結果上位の17社の中で、創業からの施工実績数を公表していて、その実績数と公式HPで掲載されている手がけてきたデザインテイストが多かった3社を選定(編集部調べ、調査時期:2020年8月20日~9月8日)。
さらに、セレクトした3社には、創業から直近の総数を電話で再調査を試みました。
最新情報を得られたエスティナ岡崎とSAIZに関しては、再調査日時点での最新情報を掲載しております。(再調査日:2020年9月30日)
※手がけたデザインテイスト以外のスタイルに対応できるかどうかは、各社に直接お問合せください。